卵巣がんの5年生存率

卵巣がんの治療後

卵巣がんの5年生存率

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卵巣がん5年生存率について解説しています!

 がんの予後を示すデータとして、5年生存率があります。

初回の治療を開始してから、5年後の時点で生存している患者さんの割合を表したものです。

卵巣がんも他のがんと同様、T期の早い段階で発見できれば5年生存率は高くなりますが、ステージが進めば進むほど現実は厳しくなります。

卵巣がんの5年生存率

 国立がんセンター中央病院による、2005年の資料を見ると、卵巣がんの5年生存率は以下の通りです。参考として、乳がんと子宮頸がんの数字も記載します。

ステージ 5年生存率
T期 91パーセント
(乳がん:92パーセント 子宮頸がん:87パーセント)
U期 72パーセント
(乳がん:72パーセント 子宮頸がん:75パーセント)
V期 31パーセント
(乳がん:50パーセント 子宮頸がん:48パーセント)
W期 12パーセント
(乳がん:21パーセント 子宮頸がん:26パーセント)

他の婦人科系がんと比べると、T期の数字はほぼ同じであるものの、その後の予後の悪さが如実に表れているといえます。

卵巣がんの中でも、もっとも多い上皮性の「漿液性腺がん」は進行が速く、治療も難しいことが一因と考えられます。

ただし5年生存率の数字は、医療機関によっても差がありますので、できるかぎり治療成績の良い病院にかかることも1つの選択です。治療成績は、病院のホームページで公開している場合もあります。

がんでは、治療から5年が経過しても再発がみられなければ、ひとまず「完治」と判断されます。つまり、手術後5年以内に再発するかどうかが、余命を大きく左右することになります。

卵巣がんの早期発見の大切さ

 5年生存率を見ると、T期の段階で治療を開始することの大切さを痛感します。卵巣がんは症状に乏しい上に、スクリーニング検査が確立されていないため、いかにしてT期で発見できるかが最大の課題です。

定期的に婦人科検診を受けるようにし、わずかな下腹部の変化を見逃さないことが非常に重要といえます。

W期で治療開始した場合の5年生存率は、わずか12パーセントです。既に遠隔転移している状態では、抗がん剤でがんの進行を最小限に食い止め、モルヒネなどの鎮痛剤で緩和ケアを行いながら、できるかぎり穏やかな生活を送ることが大切になります。

しかし逆にいえば、遠隔転移していても5年間、適切に抗がん剤を使いながらがんと付き合って過ごしている患者さんもいるということです。希望を捨てず、前向きに治療を行いたいものです。

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