卵巣がんの手術と妊娠

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卵巣がんの手術と妊娠

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卵巣がん手術と妊娠について解説しています!

卵巣がんの手術と妊娠 卵巣がんは、年齢を問わず発症する可能性のあるがんです。

若い女性にとっては、手術によって将来の妊娠ができなくなる不安があると思います。

腫瘍のタイプや病期にもよりますが、出産の希望のある女性には、できるかぎり片方の卵巣と卵管、子宮を温存する治療法が選択されます。

卵巣と子宮を温存できるケース

 卵巣がんの治療では、まずは手術でできる限り腫瘍を取り除き、再発のリスクを減らすことが第一目的となります。

そのため、たとえ片方の卵巣にしか腫瘍がなくても、念のために両方を摘出し、転移しやすい子宮や大網(腹部の脂肪組織)も取り出すことが基本となります。

しかしこれから妊娠・出産を考える女性には、「妊孕性(にんようせい)温存手術」が検討されます。治療後にも妊娠できるよう、子宮と、がんのないほうの卵巣と卵管を残すための手術です。

特に若い女性に多い「胚細胞腫瘍」の場合は、治療ガイドラインでも、この手術を行うことが推奨されています。

ただし、卵巣がんの多くを占める「上皮性卵巣がん」では、やや難しくなります。ステージTであっても、安全のために左右の卵巣や子宮を摘出するべきと考えられているからです。

それでも妊娠・出産を強く希望する女性には、がんが片方の卵巣にとどまっており、浸潤していないことを確認した上で、片方の卵巣と卵管、子宮は温存できることがあります。

その際には、リンパ節の腫れはないかどうか、腹水がたまっている場合はそこにがん細胞が含まれていないかどうかなどを、慎重に検査する必要があります。

妊娠中に卵巣がんが見つかることも

 片方の卵巣と卵管、子宮を温存する手術を行ったとしても、摘出した卵巣の病理検査の結果によっては、もう片方も切除するべきと判断されることがあります。

悪性度が高く、2つとも切除しないと体の危険が考えられるケースです。

まれに、残したほうの卵巣に化学療法を行う方法もありますが、それほど一般的ではありません。

また少数ですが、妊娠してからの健診で卵巣がんが発見される患者さんもいます。腫瘍のタイプにもよりますが、進行が遅い場合は出産後に治療を行い、進行が速い場合は出産を断念せざるを得ないケースもあります。

若い女性にとっては非常につらい選択を迫られることがありますが、体の安全を第一に考え、医師とよく相談した上で最善な方法を決定したいものです。

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