卵巣がんと腹水(ふくすい)

卵巣がんの症状

卵巣がんと腹水(ふくすい)

卵巣がんのガイド

卵巣がん腹水(ふくすい)について解説しています!

卵巣がんと腹水(ふくすい) 卵巣がんの進行期の症状の1つとして、腹水(ふくすい)があります。

おなかに体液がたまる症状で、これが起こると腹部が膨れやすいため、発見のきっかけになることが多いのです。

一般的ながんでは、腹水がみられると病期としてはかなり末期であることがほとんどですが、卵巣がんの場合はかならずしもそうとは言えず、中にはIC期(5年生存率が80パーセント程度)であるケースもみられます。

腹水(ふくすい)ってどんなもの?

私たちのおなかには、「腹腔(ふくくう)」という空間があります。周りは腹膜で覆われており、腹腔内には胃や小腸、大腸、肝臓や腎臓など、多くの臓器が存在しています。

通常、腹腔には水分はほとんどありませんが、何らかの原因で血管やリンパ管から液が漏れだすと、それがたまって「腹水」の状態となります。

卵巣がんなどの婦人科系疾患のほか、肝疾患や腎疾患、腹部の悪性腫瘍や心疾患など、さまざまな病気から発生する可能性があります。

一般的に腹水が1リットル以上たまると、外からもおなかのふくらみが分かるようになります。特に太ったわけでもないのにベルトや洋服がきつくなる、おなかが張る、食欲が低下するなどの症状が現れてきます。

治療としては、塩分の摂取を控えると同時に、利尿薬を使って腹水を少しずつ抜いていきます。大量に抜くと体液が一気に奪われてしまうため、症状をみながら慎重に排出します。

卵巣がんで腹水が起こる理由

 卵巣がんでは、がんが卵巣から腹腔内に浸潤し、種をばらまいたように転移する「腹膜播種(ふくまくはしゅ)」がよくみられます。その結果、腹膜の機能が低下して、腹水がたまると考えられています。

卵巣がんの中でも、腹水がたまりやすいのは進行の速い「漿液性腺がん」や「移行上皮がん」です。

一方、「類内膜腺がん」や「明細胞腺がん」、「粘液性腺がん」ではほとんどみられません。病期としてはTC期以降にみられます。

漿液性腺がんは、卵巣がんの約半数を占める組織型ですが、とにかく進行が速いため早期発見が難しく、見つかった時には既に腹膜播種を起こしている可能性が高くなります。そのため腹水がたまって、初めて異変に気づくことも多くあるのです。

肥満や妊娠がないのに、ウエストサイズが異常に大きくなった女性は、ぜひ卵巣がんも疑ってみましょう。

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