卵巣がんの病気の進み方・悪化の仕方

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卵巣がん病気の進み方・悪化の仕方について解説しています!

 卵巣がんには複数の種類があり、進行のスピードもまちまちです。

しかし卵巣がんはスクリーニング検査がない上、症状に乏しいがんですので、発見時には既に進行しているケースが多いものです。

片方の卵巣だけに発見される場合は早期であり、かなり幸運といえます。

進行速度は卵巣がんの種類によって異なる

 卵巣がんは、英語で“silent disease”(静かな病気)"といわれるほど、症状の少ないがんです。

特に卵巣がんの約半数を占める、表層上皮の「漿液性腺がん」は、非常に進行が速く、発見された時にはステージVかWであるケースが多くみられます。早い段階でリンパ節に転移しやすいのも特徴です。

逆に進行の遅い卵巣がんとしては、「類内膜線がん」があります。

卵巣がんの約1割を占めるタイプで、リンパ節転移も起こりにくいがんです。3分の2程度の患者さんが、ステージTで発見されますので、卵巣がんではもっとも予後の良いがんといわれています。

同じく「粘液性腺がん」も、進行が遅く治療しやすいがんですが、抗がん剤が効きにくい性質をもつため、手術での取り残しがあると予後は悪くなってしまいます。

卵巣がんの広がり方

 種類によって進行スピードが異なる卵巣がんですが、病期は共通してIA期からW期までに分類されています。

もっとも早期であるIA期では、がんはまだ片側の卵巣にしか発生しておらず、完治率もほぼ100パーセントです。

両方の卵巣にがんが広がるとIB期となりますが、I期ですのでまだ卵巣以外の臓器には浸潤していない段階です。

やがて卵巣がんは、卵巣から骨盤内に浸潤を始めます。子宮や卵管といった骨盤内臓器に広がるのがU期です。そのため、卵巣のみならず子宮や卵管をまとめて切除することが一般的です。

さらに進行したV期では、骨盤の外にまで浸潤していきます。「腹膜播種(ふくまくはしゅ)」と呼ばれ、がん細胞がおなかの中に散らばります。

腸管や腹壁、さらに横隔膜までに広がることもあり、腸が圧迫されて食べ物が通りにくくなります。

最終的に卵巣がんは、W期遠隔転移する段階に進みます。

腹腔外の肺や肝臓、骨、脳などに多く転移がみられます。手術が可能であれば転移巣を切除しますが、できない場合は緩和ケアが中心となります。

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