卵巣がんの種類と特徴

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卵巣がんの種類と特徴

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卵巣がん種類と特徴について解説しています!

 卵巣にできる腫瘍は、発生する部位によっていくつかの種類に分かれる上、それぞれの悪性腫瘍も多岐にわたっています。

まずは、どこから発生して、どのような組織型をもったがんなのかを特定することから治療が始まります。

卵巣腫瘍とがんの種類

 卵巣腫瘍と卵巣がんには、大きく分けて以下のような種類が存在します。

(1)表層上皮性・間質性腫瘍

卵巣の表面にある上皮の近くにできる腫瘍が「表層上皮性腫瘍」です。卵巣腫瘍の中でも、もっとも多いタイプになります。

また、卵巣内部の大部分を占める卵巣皮質と、卵胞とを結合する卵巣間質という組織に発生する「間質性腫瘍」も多くみられます。

この2つだけで、卵巣腫瘍の約6〜7割を占めています。40〜50代の女性に多くみられるのが特徴です。悪性腫瘍が多く、その種類も多岐にわたります。

卵巣がんの約半分を占める「漿液性腺がん」は、リンパ節転移しやすく、進行が速いがんです。

他にも、漿液性腺がんに似た「移行上皮がん」や、柔らかいチョコレート嚢胞から発生しやすい「類内膜腺がん」と「明細胞腺がん」、閉経後に多くみられ、進行が遅めの「粘膜性腺がん」など、さまざまな種類が存在します。

(2)胚細胞腫瘍

卵胞の中にある、卵子のもととなる胚細胞(原生殖細胞)が腫瘍となったものを「胚細胞腫瘍」といいます。卵巣にできる腫瘍の約2割程度を占めます。10〜20代の若い世代に多くみられます。

悪性腫瘍としては、「未分化細胞腫」や「卵黄腫瘍」、「胎児芽癌」など、これもさまざまな種類に分かれます。

(3)性索間質性腫瘍

性索間質とは、胚細胞の中にある、女性ホルモンを作る細胞です。ここから発生する「性索間質性腫瘍」は、卵巣腫瘍の約5〜10パーセントを占めます。
悪性腫瘍としては、「線維肉腫」、低分化型の「セルトリ・間質細胞腫瘍」などがあります。

(4)その他の腫瘍

中には、発生した場所がはっきりと分からない腫瘍もあります。また消化器官など、他の臓器から転移した卵巣がんもあります。

卵巣がんは、このように複数の種類が存在するため、病理診断で組織型を特定することが非常に重要になります。それぞれの特徴を踏まえた上で、効果的な治療を選択します。

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