充実性腫瘍とは

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充実性腫瘍とは

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卵巣がん充実性腫瘍について解説しています!

 充実性腫瘍とは、充実成分(固形成分)でできた腫瘍のことです。

液体がたまった「嚢胞性腫瘍」が、触るとぶよぶよした感じであるのに対し、充実性腫瘍はしこりのような硬さがあります。

卵巣にできる腫瘍では、約1割程度と少ないのですが、悪性(卵巣がん)である可能性が高いため注意が必要です。

充実性腫瘍の特徴

卵巣に腫瘍が見つかっても、9割近くは液体がたまる嚢胞性腫瘍(卵巣嚢腫)であり、ほとんどが良性です。しかし充実性腫瘍だった場合、卵巣がんの確率が高くなります。

初期症状はないことが多いのですが、腫瘍が大きくなると皮膚の上から触っただけで硬さを感じることもある他、下腹部痛腰痛生理不順などが現れることもあります。また、おなかに水がたまる「腹水」がみられやすいのも特徴です。

充実性腫瘍の中身は、すべてが固形の「充実成分」である場合と、液体成分も混じっている(嚢胞性腫瘍の一部が充実化している)場合があります。

充実成分が認められた場合は、悪性かどうかの判断が急務です。ただし手術なしで正確に判断できることは少ないため、手術を行うことが原則となります。

充実性腫瘍でもっとも多いのは「奇形腫」です。10代〜30代の若い世代に多くみられ、良性(成熟奇形腫)と悪性(未熟奇形腫)の両方があります。

35歳以上になると、良性であっても1パーセントの人に悪性化がみられます。悪性化した奇形腫は、もともとの悪性腫瘍よりも予後が悪いため、35歳以上で発見された場合は早急に手術が行われることが一般的です。

充実性腫瘍の治療法

 充実性腫瘍が見つかった場合、大きさに関わらず、悪性か否かの診断をつけるためにも手術が行われます。

また、液体でできた「卵巣嚢腫」の一部が充実化している場合も、初期の卵巣がんが疑われるため、手術が推奨されています。

悪性かどうかを、手術の最初に簡易的な病理診断で見極め、悪性と判断されたらそのまま根治手術に切り替えることもあります。

良性であれば、卵巣と卵管だけを摘出することが一般的ですが、悪性の場合は子宮も含めて摘出します。

良性か悪性かの判断がつかない場合は、とりあえず良性と同じ手術を行い、より正確な病理診断の結果を待つことになります。

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