卵巣腫瘍とは

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卵巣腫瘍について解説しています!

 卵巣腫瘍は、何らかの原因で卵巣に腫れが生じた状態を指します。

卵巣は腫瘍ができやすく、また他の臓器にできる腫瘍に比べると非常に種類が多いことも特徴です。良性悪性、その中間である境界悪性の腫瘍に分類されます。

多くの場合、片方の卵巣だけに発生しますが、まれに両側にできるケースもみられます。

卵巣腫瘍の種類

 卵巣腫瘍は、液体がたまって腫れる「嚢胞性(のうほうせい)腫瘍」と、中身が詰まって硬くなった「充実性腫瘍」の2つに分かれます。前者はほとんど良性ですが、後者は8割近くが悪性、もしくは境界悪性です。

  • 良性卵巣腫瘍(卵巣嚢腫)
  • 境界悪性卵巣腫瘍
  • 悪性卵巣腫瘍

1.良性卵巣腫瘍(卵巣嚢腫)

嚢胞性腫瘍です。女性の生殖器にできる腫瘍としては、子宮筋腫と並んでもっとも多く、ほとんどは良性です。ただし正確な診断をつけるためには手術で腫瘍を摘出して、病理検査をする必要があります。

2.境界悪性卵巣腫瘍

良性と悪性の中間の性質をもつ腫瘍です。手術で取り除けば命の危険はほとんどありませんが、まれに再発するケースがあります。ただし悪性腫瘍と異なり、リンパ節に転移することはほぼありません。

3.悪性卵巣腫瘍

いわゆる「卵巣がん」です。ごく初期に発見できれば完治できる確率も高くなりますが、卵巣は症状に乏しい臓器のため、発見時にはすでに進行している人が多くみられます。

卵巣腫瘍は、良性であれ悪性であれ、かなり大きくならないと症状が現れにくい点がネックです。

片側だけの下腹部痛や、腹部の膨満感、不正出血や頻尿などがあった場合は、念のために婦人科を受診しましょう。

また「卵巣腫瘍茎捻転」といって、腫瘍がねじれている場合、急な激痛を感じることもあります。

卵巣腫瘍の治療法

 良性の卵巣嚢腫が疑われる場合、腫瘍の直径が10センチを越えなければ、腹腔鏡手術で摘出ができます。それ以上の大きさがある場合や、悪性が疑われる時には開腹手術になることが一般的です。

悪性であれば、卵巣のほかに子宮や大網(だいもう:胃と大腸の間にある膜)まで切除し、必要に応じてリンパ節郭清も行います。

卵巣がんは、抗がん剤の反応が良いものも多く、術後に投与することで治療効果の改善が期待できます。

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